基礎練の大切さ

最近つねづね思うことがあるんですね。

「基礎練の大切さ」

基礎練習とは指のフォームを作っていくためのエチュードですね。
ハノンやバーナム、ツェルニーなど、いろいろありますね。

生徒さんはすぐに曲が弾きたいんですね。
弾きたい意欲は大事なので、私は弾きたいという子には、好きな曲を弾かせます。

ただし、

弾きたい曲だけ!!というのはありません。笑

「この曲を弾くために、必ずこちらもやること。」と約束します。

始めたばかりの小さい子には、レッスンに慣れてきたタイミングで
テクニックの教材を入れます。

もうこれは、習慣にしてしまうしかありません。

なぜこのような内容を書いているかというと、この間きた体験の生徒さんが、
今習っている先生の教材が、ピアノでは好きなものだけ、、、。であったからです。

好きなもの弾くのはとっても大事!!
でも、それに足して基礎練やると、なおいいです!!知らないうちにメキメキ実力つきます。

私はドクターにいたころ、ソルフェージュの学科長のお手伝いをしていたことがありましたが、
その教授は基礎練のことをこう例えていました。

「野球選手は、いつもいつも試合をしているわけじゃない。
テレビに出るのは試合の時だけど、そのために日々基礎練習を怠らない。
腹筋や背筋、腕立ふせ、走り込み、バットの素振り…
そうして体を作っておいて、いざ試合に出て結果が出せる。

ソルフェージュとは、つまりその基礎練である。

基礎練を怠っていては、いい試合はできない。

基礎練を怠っていては、いい演奏はできない。」

これはとてもわかりやすいと思いました。

なので、私も子供達にそう説明します。
そして、必ず基礎練をやってもらいます。

これは習慣になっていくので、基礎練もまた楽しくなります。

始めたばかりの子は、一日5分でいいのです。

必ず結果となって表れることでしょう。楽しみですね!